同定<105>イワオウギとシロウマオウギとリシリオウギ

学名
Hedysarum vicioides Turcz. subsp. japonicum (B.Fedtsch.) B.H.Choi et H.Ohashi var. japonicum (B.Fedtsch.) B.H.Choi et H.Ohashi イワオウギ
Astragalus shiroumensis Makino シロウマオウギ
Astragalus frigidus (L.) A.Gray subsp. parviflorus (Turcz.) Hultén リシリオウギ

イワオウギ s0243
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中部地方から北海道に分布、亜高山帯から高山帯の砂礫から草地に生え、背丈50~80cm位になる多年草。
葉は互生し奇数羽状複葉、小葉は5-10対程度で、小葉の大きさ2-5cm程度。
茎上部に総状と云えば良いのか?、この仲間では長めの花序を付け、多数(10個以上)の白と言うより、やや薄黄色の花を付ける。花後の果実は豆そのものの形をして、豆鞘が豆一個毎にくびれているのが特徴。
シロウマオウギ、タイツリオウギ、などが似るが、シロウマオウギは白馬岳周辺に生え、背丈30cm程度までと云う事、タイツリオウギは花後の豆鞘が赤い鯛の様に見える事で区別出来るとか。


シロウマオウギ s0193
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北海道にも在るとの情報が有るが、主に本州中部に分布、高山帯の草地に生え、背丈30-50cmほどになる多年草。
花期は7-8月、この仲間内では花序が短かく、一番花色が白いと言うのが特徴だが、比べて見なくては判らない。萼全体に黒い毛が有るのも特徴で、見分け易いところだと云う。
葉は互生し、小葉が奇数羽状複葉で11-15枚と数が多く、葉がやや細く尖ると言うのも同定のポイントと言う説も有るが、イワオウギよりも刃先が尖らない様に思う。
上記に概ね当てはまり、撮影山域が白馬岳だった事などから、シロウマオウギとした。たぶんイワオウギとかタイツリオウギでは無かろうと思う。又、リシリオウギも似るが、葉は本種より幅広の楕円。


リシリオウギ s1551
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北海道と本州中部に分布、高山帯の草地に生え、背丈20-40cmほどになる多年草。
花期は7-8月、この仲間内では花序が短かく、1花序に5ー10個付く。萼は無毛または軟毛が少し有り、萼の縁に黒色の毛がある。
葉は互生し、小葉は2cm程度の狭卵形、奇数羽状複葉3ー5対で、他の仲間よりも少ないが、葉の大きさは最も大きく、表面は無毛で、裏面に薄く軟毛がある。
撮影山域が白馬岳だった事などから、シロウマオウギかと思ったが、葉の大きさと萼の縁の黒色の毛からリシリオウギとした。
イワオウギとかタイツリオウギでは無かろうと思う。又、シロウマオウギの小葉は、本種より幅が狭く数が多い。

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