同定<92>タカネナデシコとシナノナデシコとシナノナデシコ


タカネナデシコ Dianthus superbus L. var. speciosus Rchb.
シナノナデシコ Dianthus shinanensis (Yatabe) Makino
カワラナデシコ Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams 

s0192 タカネナデシコ
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本州中部から北海道に分布、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に生え、背丈30cm越え程度になる多年草。
花期は7-8月、茎先端や上部の葉脇に付き、径4~5cm位有るだろうか、花弁は5枚だが、花弁の先端は細かく裂けている。
茎はヒョロヒョロした感じで、先端付近でやや曲がり、葉は対生し線形で長さ2-3cm、茎も葉も粉白色を帯びる。
良く似たカワラナデシコやエゾカワラナデシコも有り、エゾカワラナデシコは中部地方以北の里や低山に生えると云い、カワラナデシコはその名の通り、主に河原に生える。
萼の下の苞の数で区別し、苞が2対のものをタカネナデシコ・エゾカワラナデシコとし、3-4対のものをカワラナデシコとする。

s0162、s1147 シナノナデシコ
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s1147 本州中部に分布、主に亜高山帯の岩場や岩礫地に生えており、背丈30cm位になる多年草。
茎が四角で節太、がっしりした感じが有り、葉は対生し、幅4-8mm程度の広めの線形。
花期は7-8月、花は径2-3cm、花弁は浅裂で巾広の5弁、赤紫色になるのが普通。
青紫色に写っているものも、実際に見た時はもっと赤紫が鮮やかだった。
タカネナデシコに多少似るが、全体の雰囲気や花弁の形がかなり違うので、見間違うほとは似てはいないと思う。
別名のミヤマナデシコはタカネナデシコと混同しやすいので、無いものと思った方が良さそう。

s0819 カワラナデシコ
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本州から九州に分布し、その名の通り河原などに生え(この映像は常願寺川河原、標高30-40mで撮影)、背丈20-40cm程度になる多年草。
花径3-4cmで5裂の花弁、先端が細かく細く切れ込んでいる。花の萼の下に付く苞の数をよく見ると3-4対になっている。
良く似たエゾカワラナデシコやタカネナデシコは2対になる。と云う事は、2対のものは標高が低い所ならエゾカワラナデシコ、高い所ならタカネナデシコと云う事になるらしい。

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