同定<97>クモイハタザオとウメハタザオ

Arabis tanakana Makino  クモイナズナ (クモイハタザオ)
Arabis serrata Franch. et Sav. var. japonica (H.Boissieu) Ohwi f. grandiflora (Nakai) Ohwi  ウメハタザオ 

クモイハタザオ s1442
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本州の中部地方の白馬岳・八ヶ岳・北岳などに分布し、高山帯の礫地などに生え、背丈5-15cm程度になる多年草。
根出葉はロゼット状、倒披針形で小さく、長さ1-2cm程度、先はやや尖り全縁か少数の鋸歯、両面に星状毛がある。茎葉は更に小さく細く、長楕円形で2-4枚。茎は星状毛が有り、束生する事が多い。
花期は7-8月、茎先端に集まって2-4個咲き、大きさ10mm程度のアブラナ形花弁で先端がやや凹む。
種子の鞘は長さ10-15mmの平たい線形でややねじれる。
別名:クモイナズナ、本名と別名を反対にする説も有る。

ウメハタザオ s1232
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本州中部に分布、亜高山から高山帯の岩礫地など草の少ない場所に生え、背丈10-20cm程度の多年草。
根生葉は狭い倒卵形で、大きさ3-5cm、基部は細くなって長め、茎葉は大きさ1-2cm、楕円形で基部は茎を抱く、葉も茎も星状毛で覆われている。葉の形状は変異が多く、大きく粗い鋸歯のもの、小さく浅い鋸歯のもの、この映像の様に鋸歯がほとんど無いものなどが有るらしい。
花期は雪解け直後、花は総状花序になり、アブラナ科の特徴、花弁4枚の十字花になり、小花の大きさ1cmを少し越える程度で白色。
誰がどう云う根拠で決めたか、母種はフジハタザオ、その変種で低山型がイワハタザオ、高山型はウメハタザオだとか。
銘々のウメの由来だが、花が白いからと云う、ばかばかしい紹介が有ったが、花の形が4弁ながら、やや梅の花の雰囲気があるから、と云うのが妥当なところだろう。

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