同定<84>フランスギクと.ジョチュウギクとマーガレット

学名
フランスギク :Leucanthemum vulgare Lam.
.ジョチュウギク:Chrysanthemum cinerariifolium (Trevir.) Vis. ムシヨケギク
マーガレット :Chrysanthemum frutescens L. モクシュンギク


s1335 フランスギク
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ヨ-ロッパ原産の帰化植物、江戸末期観賞用に持ち込まれ、今も花壇等に植えられているが、野生化しているものも多く(一部で問題化している)、背丈1m程度になる多年草。
花期は5-7月、長い花柄の先に、径3-5cm程度、花弁(舌状花)は白、中央部(管状花)は黄色の花を咲かせる。
葉は互生し、大きさ4-8cmほどの細い楕円形で、切れ込みの様に見える鋸歯になっているが、羽状にまでなる事は無く、基部はやや茎を抱く様に付く。
花だけを見ると、ジョチュウギクに極似ているが、ジョチュウギクは、下部の葉が2-3回羽状に深裂しているのが特徴。
この花をマーガレットと呼んだ時期が有り、混同している場合が有るが、マーガレットはフランスギクとは別物で、花はよく似ているものの、葉は2-3回羽状に深裂する上、茎が木質化する常緑の多年草。


s1075 ジョチュウギク
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地中海・中央アジア原産(バルカン半島で栽培されていた)の帰化植物、明治初期に薬用に導入栽培され、後に園芸品から野生化しているものも多く(と言うが見た事が無く、薬草園で撮影)、背丈30-60cmほどになる多年草又は越年草。
花期は5-7月、長い花柄の先に、径3cm程度、花弁(舌状花)は白、中央部(管状花)は黄色の花を咲かせる。
葉は互生し羽状2-3回深裂、裂片さらに中浅裂、茎とともに白い毛が有り葉裏は毛が密生し、長さ5-10cm。
蚊取り線香に使われるなど殺虫剤になるが、人間や家畜には毒性は示さないらしい。銘々はこの薬効から除虫菊。
マーガレットの花や葉が良く似るが、別名の木春菊からも判る様に、茎が木質化する常緑多年草と云う事で区別出来る。


マーガレット
(フリー画像、でも、出所メモを消してしまった、すみません)
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カナリア諸島が原産の帰化植物地で、日本には明治時代末期に伝わり、園芸品として広く栽培され、背丈1m程度までになる常緑の多年草。
常緑と言う特徴の他に、和名でモクシュンギク(木春菊)と呼ばれる様に、茎が木質化するのが特徴で、葉は互生し羽状に深く切れ込み、小葉も裂けている。
花期は3-7月、ヒマワリ形で白色の一重咲きが普通だが、色違いや八重咲きのものもある。
フランスギクやジョチュウギクと間違えて認識する人も多い様だが、常緑と木質化により区別する事が出来る。

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