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zoom RSS 山行記録>薬師岳000805深田百山 日帰り 

<<   作成日時 : 2000/12/07 12:55   >>

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【日 程】2000年8月5日
【山 域】北アルプス富山県
【山 名】薬師岳(やくしだけ)2926m
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【地 図】1/2万5千:薬師岳、有峰湖
【交 通】マイカーで有峰林道(有料1800円)に入り有峰湖の上、折立(おりたて)が登山口。
富山地方鉄道の小見(有峰口)駅よりバスもある。
有峰湖に入る車道は4本有るが、富山側は小見線、岐阜県側は飛越トンネルが整備が良い。
【水 場】折立・太郎平小屋・キャンプ場
【メンバ】富山橋1人
【天 候】曇り時々晴れ、昼頃雷雨
【タイム】折立〜太郎平小屋
     今回=登り3:40・      ・下り2:40
     通常=登り4:30        下り3:00
     小屋〜頂上
     今回=登り3:00・      ・下り1:40
     通常=登り3:00        下り2:30
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久しく薬師岳頂上に行っていないので、今回は「日帰り百名山」として登ってみる事にしました。
薬師岳方向は私の好きな山域で、以前は行くところが無ければ太郎山(太郎兵衛平の頂上)にでも行って来るかと思い、ちょくちょく出かけたものですが、最近では有料道路の料金が気になったり、登山道の荒廃が気になり、出向く事が少なくなり始めています。しかし、訪れて見れば花や展望を楽しませてくれ、ゆったり気分にしてくれる良い山域です。

折立からの登り所要時間は7時間程度と、日帰りするには大した事はありませんが、日帰りに使える時間が短いのが気になるところです。
<ゲート開門7・8月6:00〜20:00>
<      その他6:30〜     >

05:00 我家出発
早めにゲートに行き、出来るだけ早くゲートを通過する予定の出発でしたが、ゲート前ではもう15台程度の車の列が出来ており、中には大型トラックも混じり、早めの折立到着は無理の様です。

定刻にゲートが開き一斉に出発、昨年1シーズンを通行止めにして工事を進めた甲斐が有って、以前よりトンネル部が随分多くなった林道は、普通車の交換が出来ない様な幅の狭い所は無くなっており、スムースに走り抜ける事が出来ます。  

06:40 折立登山口〜7:00
<キャンプ場になっており、整備の良いトイレ・水場が有り>
<登山口は小屋前に大きな標柱が設置して有り      >
駐車場はほぼ満車で路肩に駐車した車も有りますが、思ったより混雑は大した事は無い様です。

07:00 登山口出発(1360m)
道は直ぐに急登になり、ブナや針葉樹も混じる樹林帯を登って行きます。
ほとんど視界の開けない道ですが、それでも時々振返ると、鍬崎山が富山側から見るピラミダル姿とは違いピークを連ねた山容を見せ、その左にはゆったりとした鉢伏山が見えています。
太郎坂のブナ林
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時々小規模ながらもブナ純林に出会います。
幹周2m程度と大した事はありませんが、足を止めて眺めたりしながら登ると、気休めになり退屈する事無く高度を上げて行けます。

07:50 休憩場所(1650m辺り)
時々見えたブナもほとんど見えなくなり、針葉樹林になってしばらく登ると、左側が多少急傾斜になった尾根で、切り開きの様になった展望場が有り、鍬崎山が近くに展望出来ます。
折立から1時間前後になるこの地点は、休憩する人の多い場所ですが、この先30分も行けば三角点の休憩ポイントになるので、かまわず通過です。

08:20 三角点(1871m)
三角点付近から立山展望
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樹林に覆われた道が、急に前方の視界が開くと、三角点の有る広場に出ます。周囲は低木になっており、前方の大きな山容の薬師岳や目の前に広がる太郎兵衛平のゆったりした高原を見ると、誰しも「北アルプスに来たんだなぁ」と感じる所でしょう。

薬師岳頂上もよく展望出来ますし、左に目をやれば、立山や剱岳も見えています。
今のところ天気は順調で視界も良好ですが、最近は昼頃になると毎日の様に雨に見舞われているとの事、今日も少しずつ上空の雲量が増え始めている様です。
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樹林帯に入り涸れ沢の様になった道を登ると、1934mのピーク、トーテンポールの様な柱(積雪測量柱)の有る草原に出会います。キンコウカの群生が見事な黄色の絨毯になり、ニッコウキスゲが名残を見せ、ミヤマリンドウが小さいながらも、そこここの草間に濃い紫の花を咲かせています。

08:40 樹林帯抜ける(2000m辺り)
太郎兵衛平の草原に入りました。遠くからは緩い傾斜と見えていましたが、実際に歩いてみるとかなりきつい登りです。
登山道はデコボコの敷石で固められた、歩きにくい道で、その側溝が雨水で深く削られ、年々深くなっている傷跡が痛々しいところです。何やら流出防止をした形跡が見えますが、どうにもその効果が表れていない様です。

しかし、廻りの花々はシーズンを少し外れた今も美しく、登山者の心をなごませてくれます。キンコウカの黄色の絨毯、ニッコウキスゲの咲き残りが、鮮やかなオレンジ色で目を楽しませてくれます。

10:00 休憩場所(2190m辺り)
2196mピークの手前に休憩用のベンチが有り、ここからは薬師岳、太郎平小屋や太郎山が見え、小屋到着まで僅かに感じる所です。

ここからの登山道は木道が多くなり、敷石で固めた道よりは遙かに歩き易くなります。
木道は自然に優しいのか、木道以外は人が歩かなくなるためか、木道脇に植生が回復している様子が伺えるのが嬉しい所です。
<いろいろ批判も有ろうかと思いますが、私は「植生保護のためになるなら、>
<出来るだけ木道を設置したら」と考えています。            >

10:40 太郎平小屋(2320m)
小屋の手前からポツリポツリと降り出した雨でしたが、小屋前に着いた頃には雷鳴が付くと云う、嫌な天気になって来ました。

雨は降っていますが、視界はさほど悪くならず、雲間から水晶岳の勇姿が見え、雲ノ平の穏やかな高原も見えています。

雷鳴に少々ちゅうちょしましたが、雷鳴が遠いので、この様子なら雷もそれほど長続きする事も無かろうと、山頂に向かう事にします。
小屋前から始まる新しい木道に入り、水平から下りになると右に槍ヶ岳が姿を現し、なかなかの展望に満足の思いです。

11:00 薬師峠テン場(2290m)
<テン場には、水場・トイレ有り>
水場を覗くと「生水を飲まないのが基本です」と書いて有りますが、一口飲んで見るとなかなか良い味、下から持って来た水と入れ替えをします。

テン場を過ぎ、沢を登る所になると急に雨脚が強くなり、遂にここで完全武装になります。以前この沢道で濁流に見舞われ、一つ間違えばえらい事にと云う体験が記憶に蘇ります。
しかし、雨はさほど強くなる事なく、小康状態を保ったまま沢道を抜け出る事が出来ました。帰りにはどうかと云う思いが頭をかすめますが、午後には雨も止むはずで、心配しない事にします。

12:10 薬師平(2480m辺り)〜12:20
この辺り未だ最盛期の様なハクサンイチゲの白い花の大群生が有り、シナノキンバイの黄色も混じって見事な花畑になっており、チングルマの群生も未だしっかりとした花を付け、コイワカガミの濃いピンクもを見られます。花としては、ここが今日一番の見所でしょうか、しばし雷鳴を忘れ、花を愛でながら昼食とする事とします。

下山して来る人を見ても慌てる様子は見えません。聞いて見ると、雷鳴は遠くに聞こえ、それほど危険を感じなかったとの事、いくらか安心して登り続けます。

13:00 薬師岳山荘(2700m)
薬師岳山荘から頂上
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小屋から頂上まで1時間弱、雷鳴は止む事無く続いていますが、幾分か遠くなった様にも思えます。ここまで来たら引き返すのも残念、一気に駆け登り駆け降りてしまう事にします。

しかし、体力の方は思いにまかす事は出来ず、多少(かなり)ふらついて非難小屋跡までの急登を登り、頂上までの水平道もやっとの思いで詰めました。

13:40 薬師岳頂上(2926m)
頂上の祠前で
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頂上には誰もいません。私だけの頂上と言いたいところですが、そうはいきません。今日の頂上は雷様が一緒に記念撮影です。
そそくさと記念撮影を済まし、周囲の展望を撮影してすぐに下山にしたので、頂上の展望は全く記憶に残っていない状態でした。

13:50 下山
下山は雷鳴から逃れるため、本当に走る様にして下山でした。何人もの人を追い越し、太郎小屋の前に来て気づいた時は、もうすでに雷鳴は鳴り止み、上空からは日がさし始めていました。

もう後は時間に余裕も有るので、のんびり散歩の下山です。登って来た薬師岳や立山・剱の展望を楽しみ、キンコウカの群落を十分楽しんでの下山でした。
 
16:50 三角点通過

18:00 折立登山口

後記
雨に見舞われてしまいましたが、私の好きな山域だけに不満は有りません。今日も無事に山行を終えさせてくれた薬師岳にお礼を云うだけです。
樹林は針葉樹が多く、お世辞にも楽しめるとは言えませんが、三角点から上部の高原の花々や展望は私には十分満足の出来るものでした。
しかし、日帰りをしていては本当の山の良さは判らないはずです。やはり夕日を見て夜空を眺め、夜明けの山々を展望し、そして昼の山や草木を楽しんでこそ、山の良さく味わえると云うものでしょう。
今度は雲ノ平・高天原・水晶岳・鷲羽岳を回ってみたいものです。

          2000年9月11日 富山橋

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