自然を楽しむ山歩き>富山 北信越飛

アクセスカウンタ

zoom RSS 山行記録>八ヶ岳赤岳 020907 泥水にはまった 

<<   作成日時 : 2002/09/10 14:14   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

年別山行リストへ/地域別リストへ/富山橋トップへ
---------------------------------------------------------
【日 程】2002年9月7日〜(8日)
【山 域】八ヶ岳
【山 名】赤岳(あかだけ)2899.2m
【地 図】1/2万5千:
画像
「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。」
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。

【交 通】マイカーで富山より岐阜県安房トンネル−松本IC−諏訪IC
     美濃戸赤岳山荘駐車場まで
【水 場】美濃戸、行者小屋
【メンバ】富山橋1人
【天 候】薄曇りから雨
【タイム】今回=登り4:00/昼食0:20/下り3:40
     通常=  3:50          2:30
---------------------------------------------------------
有名で人気の山域ですが、私はあまりこの山域を訪れていません。今回は久し振りに主峰の赤岳から硫黄岳を目指して見る事にし、下山後は白駒池で芸術山行に集う山SIGの面々と、これも久し振りの宴会を楽しもうと言う計画です。

02:30 富山市の我家出発

06:20 美濃戸、赤岳山荘駐車場(1690m)6:30
駐車料金1000円也、駐車料金を払って山行する事の少ない私は、八ヶ岳周辺では普通に取り立てられる駐車料金に戸惑いますが、この駐車場もすぐに料金徴収に廻って来たのでした。

美濃戸の駐車場
画像

天気予報は曇りで一時雨との事ですが、今は晴れ状態と、予報が外れたのかと思わせる空模様です。

朝食を手早く済まして出発、美濃戸山荘前で右の沢沿いの登山道に入ります。辺りは針葉樹の樹林帯で、この様な樹林帯が森林限界まで続く様です。

針葉樹の樹林
画像

07:40 大岩、祠
沢からほとんど離れる事は無く、あまり変化の無い登山道が続きますが、道脇に大きな岩が有り、そこに小さな祠が有って名前が刻んであり、少し印象に残る所です。この辺りが行者小屋までの中間になるでしょうか。

まだまだ針葉樹林が続き、やがて広い河原を歩く所(白河原と云われるらしい)で、ようやく前方樹林の上にに、赤岳付近の山々の連なりが見え、それを過ぎると行者小屋の発電機エンジン音が聞こえ始め、小屋はすぐそこでした。

08:40 行者小屋(2350m)
前方に突き上げる屏風の様な山並みが八ヶ岳主峰の山々です。その下のカールの底の様な所に有る小屋が行者小屋で、ここからはルートが幾つも分かれていて、文三郎尾根、中岳、地蔵尾根と、赤岳鉱泉への分岐になっています。

行者小屋
画像

文三郎尾根
画像


一番所要時間が短いのは文三郎尾根と言う事で、このルートを登りました。小屋前ではまだ針葉樹林が続きますが、樹林が切れると鉄階段の急登で辛い登りでした。
危険と感じる事は有りませんでしたが、急傾斜の階段は何処でも危険、滑らない様に注意をしなければいけません。

10:00 阿弥陀岳道合流(2800m)
ようやく頂上も真近の合流点で、展望は良いはずですが、先ほどからガスが出始めて、頂上さえも見えない位になって来ました。
どうやら予報通りの天気になった様で、この先の空模様が心配です。雨が降り出したら岩場を歩くのは面白くも無いし危険です。降り始めるならエスケープルートの近い所にして欲しいものです。

少し傾斜が穏やかになった尾根を行き、最後に頂上下の岩場を少し登れば頂上でした。

頂上前の岩場
画像

10:25 赤岳頂上(2899.2m)
頂上は岩峰で狭く、今日は九州から来たと言うツアー登山者がいて満員、展望が無いので早々に頂上を通過して展望荘まで降りて昼食にしました。

頂上祠
画像

昼食を終えて、さて出発と思った時、にわかに大粒の雨が降り出し、雨具を付ける間にびしょ濡れになるほどの雨になってしましまいました。これはもう下山決定とばかりに、地蔵尾根を一目散でした。

11: 00赤岳展望荘11:10→12:00行者小屋→14:10美濃戸山荘


後記
夏と紅葉のはざ間で、時期が悪くて感動の無い山行になってしまいましたが、良い時期では満員になってしまうだろうこの山、静かな山行が出来ましたと言う事で、締めくくりたいのですが・・・

下山時に大きな失敗が有りました。その顛末記は私のHPで紹介しましたが、下記に転載しておきます。

        2002年10月14日    富山橋


赤岳での失敗

1話
赤岳から硫黄岳に回ってくるつもりでしたが、頂上を越えて赤岳展望荘まで来た時に雨になってしまい、雷鳴も聞こえたので急遽地蔵尾根を下山しました。

しかし、雨は激しくなるばかりで、登山道は川と化し、雨具など効き目が無いほどの豪雨になってしましました。
登山道は何度も沢を渡っていますが、最初の内は問題なく渡れたものの、下の方ではついに大増水になってしまい、通過不可能でした。

少し水嵩が少なくなった流れ
画像

待つ事1時間弱で少し水嵩が少なくなったので、飛び石伝いに渡渉したのでした。
最初は無事通過、2度目の渡渉で飛び石に失敗、泥水にはまってしまいました。

一瞬で起き上がったので、ザックと上着の袖が泥水色になっただけでしたが、すぐに思ったのはビデオカメラや携帯電話などの事です。

実は私のビデオカメラは2台目で、一台目は1997年8月→2000年4月まででした。
この時はカメラを車の荷台に乗せていて、立山ICで荷物の出し入れの時、落としたのに気づかず、後で探しに行って見つけたのは良ったですが、無残にも車に踏まれており、買い替えを余儀なくされたのでした。
その時はフィルムが助かったので、大損失ながら新品カメラ代18万円程度で終わったのですが、水濡れともなると、カメラと同時に、フィルムもだめになり、7月初めからの記録が消失する事になります。

この夏の素晴しく楽しかった山行が、走馬灯の様に頭を巡って行きました。
不景気で給料も上がらず、勿論小遣いなど上がる筈も無く、最近は現場に出張する事も少なく、出張旅費の節約での余禄も得られません。
嗚呼、これで当分の間は金欠状態になるなぁ、とがっかりでした。

それに、もう一つ、イヤ〜な事が有ります。
実は携帯電話は自前ではなく、職場からの命令で持っているので、水濡れや紛失では、事情を話し了解を得なければなりません。
本当の事は言えないなぁ、なんて誤魔化そうかぁ、もう2度目だしなぁ、と思ったのでした。

2話
それにしても今日の天候には騙されました。
朝出発時には青空が広がり、予報など何処吹く風の好天だったのですが、その天候も行者小屋辺りまで来ると、次第に頂上付近にガスが漂い始め、辛い階段を登って稜線に出る頃には、ようやく隣の中岳と赤岳頂上付近が見える程度の視界になっていました。

まずいなぁ、と思いながら頂上に登り、硫黄岳方向に歩いたのですが、ガスは濃くなるばかり、赤岳展望荘で雨具を着る間も無い位にいきなり大粒の雨に変り、急峻な地蔵尾根を滑落しない様に注意しながらも、増水に巻き込まれない様に急いだのでした。

行者小屋から南沢に入ると、もうすでに登山道は小川の様相でした。私の登山靴は皮製のゴア靴ですが、もう靴底を2度張り替えるほど使っているので、ゴアが擦り切れたのか、長く水に濡らしていると、内部に水がにじみ込んで来る代物です。
今日はしっかり防水クリームを塗って来たのですが、この水量では完全に防ぐ事は出来ず、左足の何処からかじめじめし始めていました。
それでもこれ以上しみ込ませない様、なるべく水に入らず水面に出た石に乗ったり、少しでも水の浅瀬を選んで歩きました。

最初の沢渡渉は未だ増水と云う状態ではありませんでした。
次の渡渉は丸太橋が有って問題無し、沢の縁を歩く所も有りますが、多少増水はしているものの、気にはなりませんでした。
しかし、行者小屋と美濃戸の中間辺りに有る渡渉点に来ると様子は違って来ました。
流れの音は急に大きくなり、色も完全な濁流で、鉄砲水にもなろうかと云う状態になっていました。
流れの中に入るのも危険、すこし雨脚が弱くなり始めているので、水嵩が引くのを待つ事にしました。

小一時間もすると飛び石伝いなら渡れる位になり、私と同様に待っていた若者2人が流れの中にざぶざぶと入って渡って行きました。
私はすでに少し濡れ始めた靴なのに、更に濡れるのを嫌って、飛び石伝いに身軽に??石を伝って対岸に渡りました。どんなもんだい!と、自画自賛でした。

これで楽々下山だなと思ってしばらく下ると、あれっ、又もや渡渉です。でも今度は先ほどよりはもっと楽に渡れそうと、私は自身満々でした。

3話
今度の渡渉点は、うまい具合に中州になった所が有り、飛び石など無くても一飛びで飛び越える事が出来そうな幅しか有りません。
それでも一応慎重に飛び石を探して下流に移動し、手頃な飛び石を見つけて中洲へ渡ります。
当然、何事も起こるずも無く、楽々通過で次の渡渉にかかりました。
もう飛び石など探す必要も無い渡渉幅しか有りません、私は鼻歌混じりにそこを飛び越えました・・・っと思いました。
が、しかし、敵もさるもの、いなばの白兎が最後の飛び越えに失敗したかの様に、私のザックは近くの小枝にひっかかり、私は後ろへ引き戻されようとしたのです。

当然私は抵抗してそれに耐えようとします。
しかし、その時私の根性はすでに腐っていたのでしょう。か弱い小枝の引く力に負け、スローモーションでも見るがの如く、後ろ向きに流れの中に倒れこんでいくのでした。

やばい、流されて溺れるかも知れないと思ったのですが、そんな事になるほどの流れではありません。
早い話が、飛び越えなぞしなくても、登山靴のまま入っても大丈夫の様な浅瀬だったのです。
それでも私は体全体に濁流をかぶった感触でした。
夢中で体を反転させ立ち上がった私は、一瞬呆然としていました。

それに次い出て来た意識が1話のビデオカメラと携帯電話の悲劇シナリオだったのです。

まずカメラを入れたポシェットを見てみます。
ポシェット全体が泥水をかぶっていた事は言うまでも無く、最近は雨の時もビニール袋に入れなくなったズボラさで、中身もきっとだめだろうと思いました。

弱々しくファスナーを開け中を覗くと、意外にも水滴が付いた程度の泥水が付いているだけ、これはもしかしたら助かるかも知れないと、私は乾いたティッシュか布を探します。

ザックの中身は防水袋に入れているものが多いので、これはザックが濡れていても問題無しです。
ティッシュと日本手ぬぐいで、丁寧に泥水をふき取り、中まで泥水が入っていない事を祈って、テープの取り出し操作をして見ました。

カメラは何時もの様にメカニカルな音を発し、奥からテープをゆっくりと外に出してくれました。早速テープやカメラ内部を点検、どうやら泥水は外部を濡らしただけで収まった様です。

でもここで、慌てて撮影テストやら再生などしてはいけません。
湿気のためテープが絡んでしまい、テープもカメラ内部メカも故障する事が考えられます。
私は電源ONで異常が無いなら、内部から暖めた方が良いかも知れないと思い、ONのままでしばらく待つ事にしました。

次に携帯電話です。
携帯電話は雨具の下に着たベストのポケットに入れていました。ベストは電話を入れたポケット部が濡れていますが、雨具を着ていたのと後ろ向けに倒れた事もあって、大した水には会ってない様子でした。

これもしっかり拭いて電源ON(圏外ではOFFにしている)にしてみます。無事表示が表れ、どうやら誤魔化しの必要は無かったと、胸をなで下ろしました。

今からでは遅いのですが、携帯電話を持ち合わせのビニール袋に入れ、カメラは乾いたタオルで包んでビニール袋に入れて、故障してない事を祈って下山を開始しました。

途中で、濁流を見たので下山をしていると云う2人、渡れますかと聞いて来た5人を見ました。
私は自分が転んだとも無事渡ったとも云えず、水量を膝下位かなと云い、渡らなかった人もこれから渡る人にも、自分の判断でどうぞと云っただけでした。

さてカメラの動作確認ですが、美濃戸山荘の前で撮影テストを実行しました。無事撮影する事が出来、私は小遣いが助かったと、ほっとしたものでした。

しかし、この先にこのカメラに意外な〜、落とし穴が待って入ることも知らず、私は北八ツ白駒池で待つ山仲間との合流宴会に向かうべく、汚れた体をプール平の400円温泉で洗い流してさっぱりして行ったのでした。

最終話
この山仲間ですが、今回は山行と云うよりも、名付けて「芸術的山行」と云う事で、白駒池キャンプ場でテン泊宴会をして、前後に周辺を散策しながらスケッチを楽しむ山行との事です。

集まっていたメンバーを紹介したいのですが今回は省略、現在独身男性2人と姫3人+既婚の私+次の朝現在独身男性1人と云うだけにしておきましょう。
ただ名誉のために少し紹介すると、命名や動機が少し軽い様な気がするのですが、男性陣2人は、展示会を開いている程の実力の様です。

富山橋も芸術的かって?、私は芸術的センスなど皆無なので、ただその宴会に潜り込んだだけなのですね。

この宴会だけでも話が延びそうなのですが、その話は別の機会に回し、今回は概略だけです。
宴会は私が持ち寄った古酒?(1年前の製造!を称す)を含め、酒、ビール、ワイン、その他(有ったかな)と元プロの料理人の作る美味しいつまみ、富山の魚と魚加工品入りの山海鍋など頂き、飲むほどに酔うほどに話が弾み、ゲイジュツの事、山の事、人生の事、恋愛の事、その他もろもろの話で盛り上がり、夜が更けて行ったのでした。

明けた翌日は晴天の朝でした。夜明けのコーヒーを頂き、美味しい?朝食も済み、朝に合流した1人を含め、白駒池湖畔にゲイジュツに出かけます。

ほとんど風が無いので、湖面は鏡の様に周囲を映し出しています。
紅葉を始めたドウダンツツジの赤や、少し黄色くなった岳樺、針葉樹の深い緑、明るい空を映して、芸術家達の心をくすぐっている様です。

私も例のビデオカメラを持ってその様子を撮影です。
当然、何も問題無く撮影出来ました。30分程度の予定が1時間になって、白駒池でのゲイジュツは終わり、次の目的地に移動です。

私は昨日着ていたものを全て水洗いで濡らしており、装備が無いので次の目的地には移動せず、今回はここでお別れにしました。

楽しかった宴会とゲイジュツの思い出を残して、200Kmを3時間40分(速過ぎると言われているが、高速道使っている)で我が家に帰り、濡れたものを全て洗濯をし、干し場に吊るしました。

ここで、ドジ1発目、濡れたままサブザックに入れたはずのズボンと温泉グッズが有りませんでした。どうやら、テントの中に出して置き忘れて来た様です。

取り合えず洗濯が終わったので、PCの前に座りビール片手に反省会の開始でした。
帰って来た旨の報告のUPをして、撮影した映像の一コマでもUPしようかと、ビデオの確認を始めました。
少し巻き戻して、濁流の映像辺りから白駒池終了までは順当に撮影出来ていて一安心でした。

が〜、しかし、なんだかその後にも最近見た風景が写っているではありませんか、ガ〜ー〜ーン☆$#ー×▲¥∵

ドジ2発目、その映像こそ、先週登った「ブナの山旅」浅草岳の終盤部分の映像だったのです。

と云う事は、撮影開始ポイントを間違え、重ね撮りをしてしまっていた事になります。
それも長い間暖めていて、ようやく行った感動の「沼ノ平ブナ林」がほとんど消えてしまったのです。
代わって写っているのは、ガスと雨と泥流の八ヶ岳、それに少しのゲイジュツ的白駒池映像だったのでした。

嗚呼、これでこそわたくし、粗忽者富山橋の真髄・・・ってか(ーー;)、浅草岳はいつか又行くかぁ・・・。

おしまい 富山橋

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
山行記録>八ヶ岳赤岳 020907 泥水にはまった  自然を楽しむ山歩き>富山 北信越飛/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる