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zoom RSS 山行記録>剱岳日帰り060902早月尾根から 上りの巻

<<   作成日時 : 2006/09/03 19:23   >>

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【日 程】2006年9月2日
【山 域】剱岳
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【山 名】早月尾根から剱岳(2999m)
【地 図】
【交 通】マイカーで馬場島まで
【水 場】登山口のみ
【メンバ】富山橋1人
【天 候】晴れ
【タイム】
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全映像はここでどうぞ

2時過ぎ自宅発、3時馬場島からの登り始め、11:30頂上着、12時下山開始、17:30番場島着でした。
長い所要時間でしたが、今の私の体力ではこんなものでしょう。

ほぼ同じ時間に出発した若者とは、2600m辺りで行き違いました。5−6時間で登る人も多い様です。

3:00、天候晴れ、満天の星を見ながら気分良く登り始めます。
とは云うものの、最近は熊騒ぎが多いので、強力熊避け鈴を鳴らながらです。この鈴、熊避けには良いのでしょうが、ずっと聞いている私も参ってしまう音なので、出来るだけ早く明るくなって欲しいのですが・・。

今はもう秋、毎日残暑は厳しいとは言え、朝早くから囀る小鳥はもう渡って行ってしまったのか、聞こえるのは立山川と白萩川が流れる水音だけ、今日はこの水落に負けないほどに熊避けの鈴を鳴らしながらの出発です。
満点お星ですが、出発し樹林に入るとすぐに見えなくなって漆黒の暗闇、ヘッドランプを点灯していても、見える範囲は数メートル、すぐそこから何かが飛び出しそうな不安がよぎったりします。

一旦なだらかな登りに変り、ここから1000mの松尾平を越えるまでは広い斜面を行く様になり、川音も聞こえなくなり森が一層深くなった感じがして、枝葉が風で触れ合う音にも緊張します。
と、その途中でランプが急速に暗くなりびっくり、真っ暗になってしまっては電池の交換も出来ないかと、あわてて電池交換、電池と電球が電線で繋がれているタイプだったので、一瞬の停電で交換する事が出来ました。(やっぱりこんな時は2人以上が良い)

急登が戻り、今度はタテヤマズギやミズナラの巨木に出合います。もうだいぶ暗い登山道に慣れました。
4:10、1200mの標識通過、普通なら一息入れるところかも知れませんが、緊張のためか、さほど疲れも感じずそのまま通過、次の休み所1400mを目指します。
尾根は次第に細くなって、暗いながら左右の空が見える様になり、振り返れば町の明かりも見え、何だか安心が戻って来ました。

4:40、1400m標識、未だ撮影出来るほどの明るさは有りませんが、空には朝の色が戻り始め、街の明かりが薄くなり始めました。もうヘッドランプは無くても充分歩く事が出来ますが、熊避け鈴は安全のため、もうしばらく鳴らして登る事にします。
樹林の登山道はまだまだ続きます。早月尾根が岩山になるのは2800mをだいぶ越えた辺りからで、2300m辺りまでは樹林が続き、樹林限界はそれより上になってからです。

5:20、1600m標識、もうすっかりと言っても様ほどに明るくなりました。北尾根上空の雲が赤く染まって、頂上ではもう御来光も過ぎた事でしょう。対岸の奥大日岳の頂上にも日が当たり始めました。
人は強い光を見ると目が覚めるとらしく、先程までの何となく寝不足と云う気分は無くなり、さあこれからだと云う気分になって、登り続けます。
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6:20、1800m標識、少しは高度感も出て来て、登山道脇に高山植物が多くなって来ます。もう秋だと言うのに、イワイチョウが咲いていたり、モミジカラマツが咲いていたり、そうかと思えば、ベニバナイチゴやタケシマランが赤く実っていたりで、季節混同の状態は何処の山でも今年の傾向の様です。

6:50、2000m標識、この標識を見れば小屋までもう少し、2000mも越えたと云うのに、剱岳らしさは見当たりません。
初めてのロープ場が出て、それを登り切るともう小屋前の丸山です。ここで一気に展望が開き、荒々しい北方尾根が圧倒的に迫り、それを右にたどると、剱岳頂上も見えています。
頂上までの標高差800m、近くも有り遠くも有りです。

7:30、2200m早月小屋
小屋前には2000mで追い越された若者が休憩しており、佐伯健一さんと田制さんが出ていました。健一さんとは初対面、田制さんとは一年振りでした。田制さんは健一さんの教示役として、今シーズンは小屋に入っているのだそうです。
若者達は先行して行きました。私もしばらく休憩した後、頂上に向けて出発です。出来るだけ消耗を防ぎ、帰り体力を残すため、ここたら頂上までの所要時間は4時間程度とし、今までよりペースを少し落とすつもり(と云うか、落とさないと続かない)で歩き始めます。

8:30、2400m標識、視界を遮る樹林はもうほとんど有りません。前方は早月尾根、左は剱岳北方尾根、右は立山室堂、そして後は雲海と毛勝連山、見事な展望と言って良いでしょう。
急坂にはなりますが、さほど危険な名所は無く、この様な展望が2800mの上まで続きます。
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9:30、2600m標識、頂上がだいぶ近付いて来ました。頂上にいる登山者の姿も見える様になりました。

10:30、2800m標識、2800mを越えると核心部に入ります。見えていた頂上は急傾斜に隠れ、優しかった登山道は、岩ばかりと云う様な状態になり、鎖が連続し始めます。難所は獅子頭と云われる岩をへつる場所でしょうか、慌てずゆっくり歩を進めます。
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獅子頭を過ぎても楽になる訳では有りません、垂直とは云いませんが、その様に思わせる急傾斜の鎖場が続きます。
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ようやく鎖場が終わり傾斜が緩くなると、別山尾根ルートと出会い、頂上も目の先に見えます。大きな岩をよじ登ったり飛んだりして頂上に近付きます。

11:30、2999m剱岳頂上、雲は少し有りますが、まず展望は最高と云って良いでしょう。今日の剱岳頂上からは、富士山まで見える状態です。槍・保高も勿論見えています。白馬岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳・立山・薬師岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳もはっきり見えています。

白馬岳
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五龍岳
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鹿島槍ヶ岳
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鹿島槍の右だから、爺ヶ岳かな?
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これは、尖ったのが針ノ木岳?、その先大きいのが蓮華岳かな?
富士山は写りませんでした。
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立山、その先に槍ヶ岳・穂高岳
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薬師岳、左に黒部五郎岳・笠ヶ岳
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「自然を楽しむ山歩き」のはずが、山歩きだけになっています。下山の巻きも作成予定、乞うご期待!!と言いたいところですが、大した話は有りません(^^;)

「下山の巻」につづく



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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
日帰りですか〜長い時間歩けるものなんですね〜すご過ぎです!!
山頂からの眺めは抜群ですね、それにしてもアルプスは高い!!
私なら行き倒れになりそうです(@_@;)
みかん
2006/09/04 08:35
みかんさん、アルプスは高い、眺めは最高な事は間違いないですが、みかんさんなら、行き倒れになどにはなりません。健康で熱心な登山者なら、時間をたっぷり使ってゆっくり行けば、難しくは無いはずですよ。
tonami
2006/09/05 08:33
昨年早月小屋泊で登りました。懐かしくみさせて頂きました。
私なんかは日帰りなんかはとんでもない話で、一泊でもかなり気合を入れないと登れません。
その時も日帰りの人と出会いましたが、まぁ凄いわ!。無条件尊敬します。
山いろいろ
2006/09/05 11:14
早月尾根から剱岳日帰り!? すごいですねえ(@.@;; このコースはもちろんのこと、剣岳にさえ登ったことがないですが、登るだけでもしんどいと聞いてます。2日かければ何とか行けるかな〜、無理かなあ。。。
みけ
2006/09/05 12:52
山いろいろさん、尊敬などど言わせてしまって。誠に申し訳ない事です。山にも申し訳ないと思いますが、山と仲良くし十分注意して、怪我の無い様に歩きますので、どうぞお許し下さい。
tonami
2006/09/05 18:09
みけさん、早月尾根は確かに厳しいルートです。
でも、みかんさんにも書いた様に、健康で熱心な登山者なら、時間をたっぷり使ってゆっくり行けば、難しくは無いはずです。
一泊なら問題ないと思います。挑戦では無く、早月尾根と仲良く付き合って見てください。充実した山行は間違い無しです。
tonami
2006/09/05 18:17
私は先日、別山尾根から往復(立山にも登りましたが2泊してます。)しました。早月尾根から日帰りとは凄すぎますね。
まるふく
2006/09/12 06:29

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