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zoom RSS 山行記録>空木岳960727池山道を登るも良し、長野県

<<   作成日時 : 2000/03/31 18:10   >>

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【日 程】1996年07月27、28日
【山 域】中央アルプス
【山 名】空木岳(うつぎだけ) 2864m
【地 図】
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「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。」
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。

【交 通】マイカーで富山より岐阜県安房峠−松本IC−駒ヶ根までだが、駒ヶ根高原より林道で1140mまで行けた。(通常は行けないらしい)
【水 場】登山口駐車場、途中池山小屋、1800mの沢、空木避難小屋
【メンバ】荏原山歩会の三島、富山橋の2人
【天 候】27日〜曇り時々晴れ、28日〜晴れ・頂上ではガス
【タイム】駐車場所−避難小屋
     今回
      登り6:40 昼食0:25 下り4:15(上下とも休憩含)
     ガイド本
      登り6:15        下り3:30

避難小屋−頂上
      今回   登り1:00        下り1:00
      ガイド本 登り0:40        下り0:30

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7月27日
03:10 富山市を出発
安定した夏空で、天候の心配などはしていませんが、避難小屋がどの様な状態か判からず、テントを持って登るか避難小屋泊りにするかおおいに迷って、取合えずテントを車に積んでの出発になりました。(池山尾根ルートは幕営禁止)

06:20 松本IC

07:00 駒ヶ根高原
ロープウェイに乗る人達でごったがえす駒ヶ根高原に到着しましたが、我々の今回の登山ルートは、池山尾根ルート利用する事にしているので、更に林道に乗入れようと林道入口を探します。
林道の入口が見付けにくく、少々ウロウロしましたが、古城公園を目指して行けば良い事がわかり、林道に入る事が出来ました。

07:35 林道ゲート到着
林道は古城公園の上で通行止の標識が有りましたが、ゲートが無かったのでそのまま通過、登山道の近くの沢でゲートが有ったので、橋の前後に車10台程度の駐車スペースの有る場所で駐車しました。
4台の車が駐車していましたが、車の台数が少ないので、今日は避難小屋に余裕有りと見て、テントは持たず用心のためのツェルトを持って行く事に決定しました。
ガイド地図を見ると途中や避難小屋に水が有る事になっているので、今回は食料など荷物が重いので、池山小屋の上の水場で水を得る事として、飲水だけを持って行きます。

08:25 林道ゲート発(1140m)
朝食を済まし出発準備をして、予定より30分以上の遅れの出発、10分も林道を歩くと、下からの登山道に出会い、約40分の時間を稼いで登山道に取付きました。

08:40 林道マイカー最終点(1250m)
このルートは何度か林道と出合う事になっていますが、林道を利用してマイカーでアプローチ出来るのは、うまく行ってもここまでの様です。
ここにはチェーンが張ってあり、この先は崩壊しているとの事で、車は通していません。今日はここまで来ている車が、3台置いてありました。

登山道は広く緩い傾斜の尾根に有り、雑木の樹林帯の中を進んで行きます。日差しは強くはありませんが、風が無いので汗が噴出して来ます。

08:50 三本木地蔵(1330m)
この辺りで遭難をしたのか、3人の遭難碑と石仏が有ります。
冬になるとどの程度の積雪になるのか知りませんが、この広い尾根は、積雪時の悪天候では、さぞかし迷いやすい事でしょう。・・黙祷・・

09:05 林道終点(1400m)
林道に出た所で紛らわしい登山道の標識が有り、薮の様な登山道に入ると、すぐに林道の終点に出ました。
ここは林道を歩けば良かったのですが、標識が旧の登山道を指しているので、だまされてしまいました。

この先も作業道の名残りの様な広い道が続いており、今ではそれが登山道になり、旧登山道は通行禁止にしてありました。
従って、林道の様に傾斜の緩い登山道をスタコラと登るので、楽ではありますが高度はなかなか稼げない道です。

09:40 タカ打場(1510m)
ガイド地図には「タカウチバ展望台」となっていますが、何処でどの方向を展望するのか分りませんが、樹林帯の広い尾根に出ます。
この先は樹林帯の木々も少しずつ変り、カラマツの林になってきて、道端の草花も高山性のものが現れる様になって来ました。

10:15 池山小屋(1630m)
広い道は小屋の近くで終って、登山道の草刈もここまで終っていました。道は小屋の20m余り上を通り、この先は笹が少々うるさい狭い登山道になりましたが、緩い傾斜の斜面を登って行く道は、整備は悪くはありません。

ここで下山者に出合いました、「池山小屋までどの位ですか」と聞かれました。
あの小屋に何の用事が有るのだろうかと、不思議に思ったが、目安にのために言っただけでしょう。
少し行くと別の下山者にまたも池山小屋を聞かれ、「もしかして水が無いのでは」と不安が頭を横切りました。

10:40 池山頂上道分岐・水飲み場(1750m)
水飲場の標識が有り、何処からかホースを引いてあります。「ホースからは冷たい水がチョロチョロと流れ出ている」はずでしたが、水はいつまで出ていたのか、ドラム缶の底に、汚れた水が少し残るだけの状態でした。

下山してくる人達に聞いても「頂上からここまで水は無い」との事です。空木岳避難小屋を通って来た人はいないらしく、小屋の沢水の状態は判らない様子です
が、避難小屋に水が無ければ、頂上を越えて木曽殿山荘まで行く覚悟を話しつつ、それでも避難小屋の沢には、水が有る事を期待して登り続けました。

11:20 水音の聞える沢に近づく(1830m)
細いダケカンバの樹林帯が表れ、トラバースする様に行くと針葉樹林に変ろうとする所が有り、休憩ポイントになっています。

下の方から川音が聞えており、眼下の沢に水が流れている様です。その沢の続きと思われる沢が目の前に有り、沢底が見えていました。
少し近づいて耳を澄ますと「チョロチョロ」と水の音、20m程下に水の流れが見え、どうやら水の確保が出来そうです。
誰も行かないのか踏み跡も有りませんが、3分程で水場に着き、たっぷり水を飲み、今晩と明日朝の最低限の水を確保して一安心、避難小屋に水が無ければ、明日は木曽殿山荘まで行くか、ここまで我慢するかでしょう。

水の話はこのくらいにし本題に戻り、道は針葉樹林の広い斜面をジグザグに登っています。樹林はシラビソ・コメツガの様に見えますが、うっそうと茂った樹林は、陽光を遮って下草が育たないのか、太い幹だけが目立つ樹林になっています。
臭いに鈍感な私には余り感じなませんが、同行の三島さんは「シラビソ樹林の臭いがする」と言っています。

12:05 マセナギ(2000m)
斜面を登り切ると広い尾根の鞍部に出て、尾根歩きが少し有り、やがて尾根の右に出ようとする所に「マセナギ」の標識が有ります。尾根の左は鋭く切れ落ちているらしいが、ここからは見えないので、特別なポイントとは思えません。
この登山道は尾根を出来るだけ通らない様にしているのか、尾根の少々下を通る事が多い様です。

目の前に2080mのピークが見え始めると、道はピークを避け左に巻いて通っています。
道はこのピークを巻終った鞍部に近い所から、この池山道の難所にさしかかります。
ワイヤー・チェン・鉄製階段・橋が表れ、尾根に出てもヤセ尾根で両方が着れ落ちている所が多くなります。
ダケカンバの巨木が有ったりしますが、十分に味わっている余裕などは無く、黙々と歩く様になって来ました。

13:05 昼食(2170m)
適当な所で食事にしようと場所を探して歩いていると、ヤセ尾根に白い花をつけたハクサンシャクナゲが有り、手頃な平坦地も有ったので、ここで昼食としました。

13:30 出発・難所にかかる
水分節約の昼食も終り、登り始めると直ぐに最大の難所「大地獄・小地獄」に出会い、肝を冷しながらも、岩のピークに登ったり巻いたりしながら、慎重に通過します。
ここは鉄の階段があちこちに設置され、安全に登れるのは結構ですが、階段は疲れます。

14:10 尾根(2310m)
難所の仕上げは2200m〜2300mの急登で、ここを登り切ると登山道は穏やかな傾斜の尾根に出ます。
オオシラビソなど樹林の背丈がようやく低くなり始め、高山らしくなった尾根道をしばらく行きますが、例によって尾根からは少しづつ離れ、尾根のすぐ下を歩く様になっています。

14:50 尾根道・避難小屋分岐(2520m)
もうそろそろ分岐かなと思い、ゆっくり登っていると前方から「分岐だよー、分岐に着いたよ」の声、元気を出して登って見ると、そこはまさしく避難小屋と尾根道の分岐で、大荒井沢の底も見えています。
近くに川音も聞え、どうやら水が無いと云う情報は、避難小屋の事を知らない人達の情報だった様です。
ようやく水の不安から解放され、持って来たジュースを一気に飲干し、水分の有難さを思い知ります。

15:30 空木避難小屋(2510m)
安心したら廻りが見え始めたのか、急に高山植物が目に入り始め、次々現れる花畑を楽しみながら小屋を目指します。
小屋は花畑の中に有りました。前方には空木岳頂上が見え、池山尾根の稜線に偉容な形をした岩が、ポツンポツンと立っているのが面白い光景です。

小屋は約40と20平方米程度の2棟有りますが、小さい方の屋根は孔の空き放題、大きい方も雨が降ったら雨漏りで大変だろう程度の避難小屋で、ツェルト無しではとても安心しておられません。
まあしかし、今夜は雨が降りそうに無いので、風だけ防いでくれればそれで良いという事です。
テントを持っている人達は、小屋の廻りのスペースにテントを設営しているので、小屋には充分の余裕が有り、空の見えない場所を選んで、寝場所を確保しました。

廻りのダケカンバの幹に雲からの夕日の反射光が当り、不思議な風景の中で夕食をし、下界の嫌な事を一切忘れます。


7月28日
04:30 起床
夕べは早く寝たのと強風でガタガタ音がするので、ぐっすり寝る事など出来ませんでした。もとより山に来てぐっすり眠った記憶などは有りませんが、夕べは寒い風が容赦なく吹込んで顔に当り、いつも以上に安眠は出来ませんでした。
朝になって頂上にガスがかかり始めたので、食事の前に頂上まで行って来る事にしました。

05:00 頂上に向け出発(2510m)
頂上のガスはだんだん下がって来ているので、頂上での展望は効かないかも知れませんが、登山道の廻りの花畑を楽しみながらの登りにします。
花の百名山でもある空木岳は流石に花の種類も多く、チングルマ・アオノツガザクラ・ハクサンボウフウ・シナノキンバイなど、花畑の中を歩いて行くのは、花好きの人にとっては、たまらないものでしょう。
駒峰ヒュッテに着く頃にはすっかりガスの中に入り、辺りは真っ白でわずかに見える風景頂上付近の風景の片鱗を見せていました。

06:00 空木岳頂上(2864m)
頂上は砂礫と岩峰で出来ており、頂上近くまでハイマツや花があるので、その岩峰もそれほど荒々しくは感じません。
三角点は最高点の岩峰より少し低い砂礫地にあり、その横の大きな標柱に「空木岳頂上」と書いて有ります。

頂上には20人程度の登頂者がいて、写真を撮る人や朝食を取る人、見えない景色を残念そうに見ている人など、思い思いの楽しみ方をしていました。
我々もここで記念撮影をし、ウイスキーで乾杯をし、最高点の岩峰にも行って見るますが、見えているのは真っ白なガスばかりでした。

今日も昨日と同じ様に、ガスがかかったり晴れたりする天気らしいので、しばらく待てばガスは晴れるかも知れなませんが、今日はあきらめて下山する事にしました。

06:30 下山
駒峰ヒュッテ前で、沢を下る道と池山尾根を下山する道に分岐しますが、水を得たい者は沢ルートを下ると、避難小屋まで下らなくても、水が出ている場所が有ります。
我々は尾根方向を散策しようと、尾根道を少し歩き、頂上によく似た岩や植物をを楽しんだ後、沢ルートを下山しました。

07:40 避難小屋(2510m)
朝食と下山準備を急いで済ませ、早めの下山をしようと思っていましたが、楽しんで食事をしているうちに時間が過ぎてしまいまた。

09:05 下山
この頃になると、頂上にかかっていたガスはすっかり晴上がり、最高の登山日よりになって来ましたが、我々は下山道の景色を楽しみながらの下山でした。

軽くなったザックを背負い、素晴らしかった小屋下の花畑「うつぎ百花園」(我々が勝手に銘々)に別れを告げ、池山尾根に合流して元来た道を下山します。

昨日は見えなかった桧尾根の稜線もはっきり見え、桧尾根避難小屋の赤い?屋根や、それに続く桧尾岳・熊沢岳も見えている様です。

10:25昨日の昼食場所(2170m)→11:20水場の沢(1830m)→2:25タカ打場(1510m)→13:20駐車場所(1140m)→14:00富山に向け出発

20:00 我家に到着
途中の安房峠越えは、上高地のシーズン最盛期でもあり、通常1時間のところ2時間以上の時間を要する状態でした。

後記
花の百名山で紹介された、イワギキョウの花は見る事は出来ませんでしたが、避難小屋から頂上にかけ、20種以上の花の種類が見られ、登り途中や花の時期で無い物も含めると、相当の種類の高山の花を観賞させてくれました。
深田久弥の百名山を読んで行きたくなった山でしたが、深田久弥の言う山の容貌も去る事ながら、花の百名山としても充分満足のいく山旅でした。

今回は駒ヶ岳ロープウェーを利用せず、普通は下山道に使われる池山尾根ルートを登りましたが、頂上での景色を楽しめなかった事も有り、次回は駒ヶ岳から空木岳の縦走を計画しようと語り合ったのでした。

        1996年07月30日    富山橋

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