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zoom RSS 山行記録>立山  960810 深田百山日帰り ズボラ登山で

<<   作成日時 : 2000/03/31 18:20   >>

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【日 程】1996年08月10日
【山 域】北アルプス富山県
【山 名】雄山(おやま3003m)大汝山(おおなんじさん3015m)
【地 図】1/2万5千:立山・剱岳
【交 通】登山バスで富山駅から室堂まで
【水 場】室堂に玉殿の湧水有り
【メンバ】富山橋の家族5人
【天 候】晴れ(ガス多し)
【タイム】今回 登り2:10/頂上と大汝山、食事1:10/下り2:30
     通常    2:00                2:30
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立山室堂に勤める親類が、一度立山にいらっしゃいと言うので、その人の世話もあって、富山駅から室堂までの直通バスに乗ってと云う、私としては誠に不本意でズボラな登山をして見ました。

06:30 富山駅発
登山をするには遅い出発と思いますが、これ以上早い時刻のバスが無いので、この時間に出発、車内に無味乾燥の、録音の観光案内が流れ、見えてもいない山々を、右から薬師岳・立山・剱岳と紹介するなど、あきれた登山バスです。
バスは小一時間で桂台からの有料道路(マイカー通行不可)に入り、今にも崩れ落ちそうな崖に付けられた道路を、黒煙の排気を出し、うなりを上げて行きます。
人は楽に景勝の北アルプス立山を訪れる事が出来ます。しかし、このまま将来末永く今と同じ様な景観を楽しむ事は出来るのでしょうか、私なぞ、そんな事を心配しても仕方がないのですが、立山に来るたび気になる車の排気ガスです。

07:45 美女平(900m)
立山はこの辺りから徐々に高山の雰囲気が出始め、立山杉の巨木が有ったり、ブナ林が有ったりし、弘法平からは低木や草原に変り、高山真っ直中となります。
歩く登山なら、ここからが最高に良い場所と思いますが、バスの窓からの眺めで一瞬のうちに通り過ぎるのは、誠にもったいない事です。
「軍用金1兆円分を埋めた鍬先山が見える」とテープが流れていますが、今日は鍬先山も薬師岳も大日連峰も見えていません。見えるのは、わずかに咲いているニッコウキシゲと花の終ったチングルマなどで、バスの窓からでは花数も多くは見えません。

09:00 立山室堂(2450m)
室堂の人の多さにはいつもながら閉口します。今日もシーズン真っ直中の一日観光客や登山者でごった返しています。

09:15 雄山に向けて(2450m)
室堂ターミナル付近は混雑しているが、頂上方向へ向う者となると、少しは少なくなります。高度が上がって高山植物の種類も少なくりますが、チングルマ・イワイチョウなど定番の花や、ヨツバシオガマ・ウサギギクを見ながら登ります。

10:20 一ノ越(2700m)
一ノ越山荘が有り、雄山方面と浄土山や龍王岳方面への分岐が有って、立山の稜線に出ます。この先の登山道は急登のガレ場になり、登山者の速度は遅くなります。
下山者にも出合うので、前がつかえ始め次第に渋滞してくる所です。

立山の後方の視界は残念ながら無し、今日はもうガスが晴れる様子は無くなって来ました。今年の夏は7月13日の剱岳で遠望を見て以来、頂上からの遠望の効く山に行っていないので、今日も視界不良なら欲求不満になりそうです。
しかし、花畑はよく見せて貰っています。今年はイワギキョウの当り年か、一ノ越から頂上にかけても盛んに咲いており、登山者の目を楽しませています。

11:10 雄山頂上(3003m)
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頂上拝観料大人400円を納め(支払うとは言わない)今年改築なった頂上でお払いを受け、しばし神聖な気分になり、子ども達には万歳三唱、大人には御神酒をいただき、頂上でのセレモニーは終了です。
この頂上付近は雄山神社の所有地となっており、この様な高山が民間の所有地になっているのは珍しい(富士山・白山なども?)と聞いた事がありますが・・・

11:20 大汝山に向けて
雄山の左を巻いて最高峰の大汝山に向かいます、道はガレ場ですが、所々にイワギキョウ・トウヤクリンドウなどが咲き、険しい中に優しさも見せています。

11:40 大汝山頂上(3015m)
雄山頂上に比べれば、大汝山の頂上は静かなものです、昼食のを始めている人もいて、人が多い時間帯だが、それでも20〜30人程度の人がいるだけです。
雄山神社の遷宮に使われた、仮祠がそのまま置かれ、大汝山頂上祠になっています。
三角点が無いので、3015mはどのポイントかはっきりしませんが、いちばん高そうな岩は、一人がやっと立てる様な岩で出来ています。
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下山バスの集合時間は15:20分、このまま元の道を引返すか、時間は少し余分にかかるが、大走道を使い雷鳥沢経由で下山するか、迷うところですが、昼食を取りながら決めることにしました。


12:20 下山
下山は富士ノ折立下の大走道を使い、雷鳥沢経由で下山する事にしました。この方が雷鳥沢からの登り返しは辛いものの、登りの人と交錯しなくて良く、高山植物も今までと違った物を見る事が出来るかも知れません。
 
立派な岩峰の富士ノ折立(2999m)を眺めた後急坂を下り、豊富に雪を残し広々とした、内蔵助カールの上に出ます。ここは、’89年秋、時期外れの寒波で多くの人が遭難した場所で、穏やかな稜線なのだですが、一旦荒れ始めると風が強く、身を寄せる場所も無いので、悪天候の時は注意を要する場所です。

反対方向から登る人にも多少は出会います、ほとんどは別山方向へ向かう人です。我々は別山に向かわず、左に分岐し大走尾根道に入ります。
 
大走道はハイマツの樹林帯のへりで、小石のガレ場に道が有り、ジグザグに切った道だですが、ズルズルと滑るようで歩きにくい道です。下山バスの時刻15:20に間に合わせるには、少し急がねばならず、ピッチを上げると、スニーカで登った子供達は、余計に滑って大変な様です。それでもなんとか大走谷の雪渓の下に出て、ようやく雷鳥沢のテント場も近くに見える様になって来ました。

14:05 雷鳥沢テント場(2277m)誤1920
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浄土川付近から大走道・雷鳥坂・大日岳方向は花の宝庫で、今年もいろんな花を咲かせています。ハクサンイチゲ・ミヤマキンポウゲ・アオノツガザクラ・イワイチョウ・ハクサンフウロ・クルマユリ・イワカガミ・シナノキンバイ・ミヤマキンバイ・タテヤマリンドウなど定番の花はほとんど有ります。
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浄土川を渡りテント場に出ると、室堂への登り返しが始まります。ここからは石とコンクリートで固められた幅の広い遊歩道になり、登り返しは少々辛いのですが、廻りの景勝地を見ながら登れば、わずかの時間です。

14:50 室堂(2450m)
どうにかバス定刻に間に合って到着でした。

15:30 家路に向けて

18:00 富山駅

後記
立山はアルペンルートの開通で、平地と同じ様な観光地に化してしまいました。
おかげで今まで登山などに縁の無かった人達でも、簡単に3000m級の山に登る事が出来る様になり、この山で登山の魅力に取り付かれた人も多いと思います。
反面、昔の立山を知る登山者の中には、苦労無しで3000m級の山に登る現状を見て、嘆かわしく思う者も多いのでは無いでしょうか。
私も嘆かわしく思う一人ですが、いまさら元に戻す事が出来る訳もなく、現状を容認するしか無いのでしょうが、せめて現状よりも悪くしない様、車両の電気化など排ガス対策だけでも、早急に進めて貰いたいと思っています。

             96年08月15日  〜富山橋

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