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zoom RSS 山行記録>笠ヶ岳961005百名山日帰り_ 岐阜県上宝

<<   作成日時 : 2000/03/31 19:00   >>

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【日 程】1996年10月5日
【山 域】北アルプス岐阜県
【山 名】笠ヶ岳(かさがたけ) 2898m
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【地 図】1/2万5千:笠ヶ岳
【交 通】マイカーでR41・R471経由で、栃尾温泉より新穂高温泉に。
     高山からのバスの本数もかなり多い。
【水 場】取り付き口の川、頂上近くのキャンプ場下に水場有り
【メンバ】富山橋1人
【天 候】晴後曇り、一時雨
【タイム】
     今回 登り8:35 昼食0:25 下り5:40
     通常 登り7:40 下り6:00
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笠ヶ岳は富山の山に登れば良く見える山で、私の山行報告にも、笠ヶ岳が見えた事を度々報告しています。いつも見えた事を報告しているだけでは、寂しいものが有るので、今回は日帰り登山を思いたちました。
本当のところは、下山して温泉に泊まり、次の日は奥丸山に行くつもりが、以前から「一緒に山に行きましょう」と約束していた、荏原山歩会の女性メンバとの奥丸山登山を果たすため、一度家に帰って出直す行程になったのでした。

00:50 富山市の自宅出発
明日の休養時間を少しでも多く取るためと、ヘッドランプは朝のみの使用にするため、早めの出発にしました。岐阜県神岡町まで約1時間、それから新穂高温泉までは、30分くらいの所要時間でしょうか。
途中満天の星空を見て、今日は晴天間違いなしと確信して、紅葉と展望に期待が膨らみます。
2:10にはロープウェイ駅に着きました、出発時間には早すぎるので、明日の奥丸山への右俣林道ゲートを確認して、左俣林道ゲートへ向います。

02:30 左俣林道ゲート到着
通常駐車は上宝村々営駐車場に駐車しますが、時間が早すぎて駐車出来ず、林道脇に駐車する事にしました。道の脇にはかれこれ10台以上の車が止まっていて、道の脇の駐車は満車状態でえした。

02:50 林道ゲート出発(1120m)
月が出て多少は明るいのですが、人の気配の無い道を、熊避けの鈴をカランカランと鳴らしながら出発、すぐに橋を渡って左岸を行きます。
川音が大きいので、熊避けの鈴の効果に不安を感じ、あちこちで変わった音がするとドキッとしながらも、林道歩きが続きます。
月明かりに照らし出される穴毛谷や河原は、雪渓の様に白く見え、その上には鋭い山が突き上げて見えています。
途中に工事用道路の分岐が有り少し戸惑いますが、右岸に渡るのは取り付き口近くで、ゲートからは1時間程度かかるはずです。

03:30 取り付き口前の橋(1330m)
橋を渡ればすぐに取り付き口のはずでしたが、案内板が立っており、「登山道は崩落のため、400m先に移動しました」としてありました。

03:45 取り付き口(1360m)
取り付き口は崩落した岩小舎沢をやり過ごしたすぐ先で、大きな案内板が何故か建ててはなく、置いて有りました。
辺りはブナ林らしいのですが、暗くてはっきりはしませ。しかし、かなりの大木が見えているので、ブナとすれば立派な太さです。
道は急斜面をジグザグに登る道で始まっていて、整備中の為かまだ踏み固めが弱く、木の根も多くて歩きにくい道が続いています。

04:25 広くなったポイント(1580m)
まだ登りは始まったばかりですが、特に注目すべきポイントも見当たらず、ジグザグの曲がり角が広くなった箇所があったので、ここをポイントとして見ました。
踏み固めの少ない道は、木の根がますます多くなり、ここも木の根で覆われた広場です。

04:55 穂高の見える窓(1720m)
穂高のシルエット
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ようやく空が少し明るくなり、樹林帯に開いた窓から、穂高の厳ついシルエットも見え初めて、いよいよ今日の展望が始まった想いがします。

05:15 槍ヶ岳が見え始める(1750m)
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槍ヶ岳遠望
樹林が途切れて草地になった所が有り、穂高が一層はっきり見え、その左に尖った穂先の、槍ヶ岳が見え始めて来ます。
ようやく日の出も近くなったか、かなり明るくなってヘッドランプも点灯しなくても良くなった様です。

05:55 杓子平と取り付き口の中間点(1950m)
標高を示した表示板が所々に設置してあり、その標高は私の標高計と合っていたり、50m
以上も違いが有ったりでややこしいが、ここには杓子平と取り付き口の中間点とし
て、表示してあります。

06:40 樹林の背丈が低くなる(2050m)
1900から2000mを歩いているうちに、何時しか旧笠新道に合流し、踏み固めもしっかりして来ましたが、石の階段の様になっており、これも快適とは言えません。木々も低くなり、辺りもすっかり明るくなって、見事な紅葉と穂高・槍の見える場所が有ったので、ここで朝食としました。
しかし、取り付きからここまで、標高差700m、急斜面を登っている割には高度を稼いでいません。
取り付き当初から思っていた事ですが、このジグザグ道は余りにも登りが緩過ぎるのではないでしょうか、直登では急登過ぎるのでジグザグにしたはずでしょうが、途中に下りと登り返しが多いので、誠に効率の悪い登りが続いてしまっている様で
す。

07:40 2280m
1時間で200m余り、相変わらず効率の悪い登りですが、紅葉はいよいよ最盛期の高度になって来た様子で、黄色を基本に赤の紅葉が見事です。

08:00 展望台の様な場所(2350m)
展望の良い道は続いていますが、低い樹林も切れて展望台の様になった場所が有り、穂高・槍が大きく見えています。先ほどから少しずつ雲が上がって来たのか、槍の穂先に少し雲がまとわり付き始めた様です。

08:25 杓子平入口(2450m)
ジグザグがいやになっていたところに、直登の踏み跡が有ったので、一気に登ると前方の視界が大きく開け杓子平に出ました。

杓子平から穴毛谷
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平と言うより「大カール」と云う感じだが、広大な草原は草紅葉も終わりに近いが、その上に見える笠ヶ岳は、左にゴツゴツした稜線、右には抜戸岳との吊り尾根をもって、堂々とそびえているのが見える。しかし、後ろに見える穂高・槍と比べると、その姿は何となく優しく、まろやかな感じがする。眼下の深い穴毛谷には、今を盛りの紅葉の木々が見えて、下から見えた土砂の穴毛谷とは趣が違って見える。

09:10 稜線への急登前の花畑(2600m)
遅くまで雪渓が残ったのか、シナノキンバイ・ミヤマリンドウが咲き残って、まだ秋は早いと言っている様ですが、時期すでに遅く、つぼみを付けながらも、紅葉しているものも有る様です。
すぐ目の前に立ちはだかる、岩場の急登を登る前の気休めに、ここで一休みをします。
岩場の急登は標高差で100m余りで、驚くほどの事は無いのですが、ロープや鎖などはまったく無く、手と足だけで登るので、結構緊張して登る事になります。

09:45 稜線(2730m)
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稜線より頂上
ここが抜戸岳と笠ヶ岳の吊り尾根で、登りきると視界が大きく広がり、目の前に黒部五郎岳と北ノ俣岳や、その奥には薬師岳が見えています。立山は少し見えていますが、剱岳は雲に隠れている様です。
振り向けば穂高・槍が見えますが、槍ヶ岳には雲がかかり、もう頂上は見えなくなっています。穂高岳の右には、やはり少しの雪を冠ったの乗鞍岳が見え、その先には御嶽山も姿を見せています。焼岳の噴煙もはっきり見え、名山のオンパレードになって来ました。
これから向かう笠ヶ岳も見えていますが、雲が上がり始めていて、頂上が隠れそうになっています。
展望の良い稜線歩きですが、近くに見えたはずの頂上はなかなか近づかず、登り下りの多い道は、これも辛い物が有ります。

10:25 抜戸岩(2700m)
大きな岩隗が4個に割れ、割れ目に挟まれる様に進む所が有り、ここを抜けると稜線歩きの中間点付近ですが、時間はまだ中間点には遠いでしょう。
左に播隆平の池が見え、やっと笠ヶ岳山荘に向けての登りが始まり、山荘下のキャンプ指定地まで来ると、頂上はもう近くなります。
この辺りからは、板状の岩が無造作に置かれた様な所を歩く様になり、岩がグラグラする所もあって歩きにくい道です。

11:05 笠ヶ岳山荘(2820m)
山荘は頂上と山荘近くのピークの鞍部にあって、登山道は玄関先を通り左の頂上に向かっていますが、登山道も脇も同じ様な板状の岩が有って、何処でも頂上にたどり着けそうです。
反面、登山道でも浮き石が多く、注意して登る必要が有ります。

11:25 笠ヶ岳頂上(2898m)
頂上で
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頂上は石垣の廊下の様になっていました。頂上に来た人達が、風邪避けのために積み 上げたのか、1mほどの高さの石塀が出来ている。
頂上にはだれもいませんでした。ここまですれ違った人達は5人、今日の笠ヶ岳頂上は静かな頂上の様です。
展望は360度のはずですが、今はガスの切れ間に、稜線歩きの時に見えていた山々が、見えたり隠れたりしています。
新しく見え始めた山は少なく、三俣蓮華岳の向こうには、鷲羽岳が見えているのでしょうか。

11:50 下山出発
予定では11:00に下山開始だったが、約1時間の遅れの下山開始になりました。

13:15 稜線から杓子平分岐(2730m)

14:00 杓子平入口(2450m)
杓子平に入ると多くの登りパーティに出会う様になり、「取り付き口を9:00から登り始めたが、小屋まで後どのくらい」と聞かれ、4時間位かと思うが、疲れている様子なので、気分を楽にするために、私と同じ3時間程度と答えておきました。
怪しくなって来た空は、雨が降り始め、次第に雨足が強くなって行きます。雨具を着てジグザグを下り始め、最後の登山者に出会ったのは、それから30分くらい後だったでしょうか、明るい内に山荘まで着いたのでしょうか。

15:10 杓子平と取り付き口の中間点(1950m)

16:45 取り付き口(1360m)

17:30 林道ゲート(1120m)

後記
今年の紅葉は平年より上等との話しを聞いています。噂通りの上等の紅葉を見る事が出来ました。頂上での展望はガスに遮られましたが、登り途中から稜線歩きの展望は、最高の展望でした。
願わくは、登山道がもう少し急登で、効率良く高度を稼げたら良かったと思いますうが、おかげで長い時間に渡って、穂高岳・槍ヶ岳を見ている事が出来たので、これも良としておきましょう。
明日はすぐ下に見えた奥丸山に登りますが、ここからも紅葉と穂高・槍が見えるはずです。そこからも充分に穂高・槍を眺め、近い将来登らせて貰う事にしたいものです。


’96年10月12日 〜富山橋

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